施工:(有)ケアデザインステーション
工事場所:東京都杉並区
竣工:2009年
規模:木造2階建ての1階 70㎡
依頼主は70代の男性です。約8年前に脳梗塞で倒れられて、右片麻痺の後遺症で要介護4になりました。その時は手すりをつたって2階へも上れたので、2階をリフォームして奥様の介護も得て生活されていました。しかし、2008年の6月再度脳梗塞をおこされ、要介護5の状態になられ2階での生活はむずかしくなりました。
独立して空いていた2つの子供部屋の間仕切りの壁をぬき、そのかわり子供室1と2の間の壁を耐震補強して、新しくトイレと洗面所付きの寝室を1階につくることにしました。入浴は訪問入浴の利用を予定しています。
子供室2と3の間の壁はほう杖で補強。ボルトと補強金物で梁と柱に固定した。
寝室に設けられた洗面台。車椅子対応で簡単な洗い物もできる。
アコーディオンカーテンで仕切ることができるトイレ。尿瓶洗浄水栓も設置した。
奥様は部屋の真ん中にトイレや洗面器を設置することを想定していなかったので、とても驚かれたようです。トイレも洗面器も使いやすくとても生活しやすいと毎日実感されているそうです。
註:この事例は「TOTOリモデルリポート」2009年春号にも掲載されました。
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