2014年10月8日水曜日

こだわりの障子でリフォーム「影の障子」

デザイン 小泉誠氏 和紙 加納武氏のプロデュースの「影の障子」
施工 栄寿堂

スプルースの組子に 様々な味わい深い美濃和紙を貼っていきます。
 材料は
6.5匁(もんめ)障子紙 
ワラ入り和紙(白)
ワラ入り和紙(未晒し)
ワラ入り紙挟み込み和紙
紙帯挟み込み和紙 
紙縒挟み込み和紙 
4.5匁(もんめ)障子紙









指示書どおりに和紙を貼り合わせていきます。

古来より受け継がれてきた日本でも有数な紙漉き、
岐阜県美濃地方の素晴らしい和紙です。
繊細な薄い和紙ですので、熟練の技が必要です。
光を透過すると和紙の厚さと風合いの違いが絶妙なハーモニーをかもしだしています。








「影の障子」です。

障子は、和のテイストとして欠かせないものです。
栄寿堂では通常の障子はもちろんの
こと、このようなデザイン張りにもいつでも対応いたします。
なお、「影の障子」は自由が丘にあるカギロイというお店に展示、販売しております。

2011年9月28日水曜日

結露(及びカビ)対策に伴うキッチンリフォーム事例<中野区>


 
改修前
◎L型カウンター部分


元々設置されていた集成
カウンター材を再利用して復元。







改修後





お客様のご要望に沿って、
光沢のあるホワイト塗装仕上げに。
自動車の板金塗装に用いられる
塗装材・工法で塗装し復元。



下部の収納や壁面の小物棚は
元々付いていた物を加工して
エコに配慮して再利用しました♪


お客様も大変ご満足されたようです!

流し前に断熱サッシを設置
(ペアガラスサッシ)





最も結露の激しかった流し台の小窓部分は
二重断熱サッシにしました。


樹脂製インナーサッシはペアガラスで、結露は
もちろんの事、音も遮断出来ます。

2011年7月18日月曜日

耐震補強工事を兼ねた、二世帯住宅リフォーム (新宿区・地震)

耐震補強工事を兼ねて、屋根・外装リフォーム、水廻りリフォーム、間取り変更・省エネリフォーム、内装リフォームといった全面的なリフォーム工事 


所在地:新宿区中落合
規模:木造2階建て
2011年竣工
設計・施工:
(有)マイホーム工房













耐震補強工事 [耐震補強で安全・安心な住まいに] 

このお宅は以前の増築で壁を撤去した経緯もあり、内壁の所々にひび割れも見られることから、今回耐震補強を兼ねた全面的なリフォーム工事を行うことになりました。
耐震診断結果から、地震に対し不足する建物耐力を補強するために、建物全体にバランス良く耐力壁を設けました。 

屋根の葺き替えリフォーム[雨漏りだけが屋根の葺き替え理由ではない] 

野地板の傷みが思ったよりも激しく、屋根の葺き替えを行いました。野地板合板は、雨漏り等の雨水の浸入から腐朽しますが、小屋裏(屋根裏)の湿気が多いことでも痛みが進みます。今回の建物は、軒天換気口等が設けられていなく、小屋裏(屋根裏)換気がされていない事から野地板合板の傷みが早まり、今回、屋根の葺き替えと同時に野地板合板の張り替えももしました。また、小屋裏(屋根裏)の換気が充分出来るように、軒天換気口等を新設しました。

外壁等外部塗装工事[塗装より大事なシーリング工事を念入りに] 

外壁の塗り替えに際し、外部足場を掛けますが、この時にサッシ廻りや設備配管・配線廻りのシーリング(コーキング)打ち替え処理も重要になってきます。外部足場を掛けた時でないと、外周部からの雨漏り処理対策が出来ません。
塗装は、外壁面の保護と美観上のためですので、防水処理は別と考えましょう。
今回の建物は、サイディング張りの建物で、サイディング板間の目地のコーキング部も劣化がひどく打ち替えています。また、以前の増築改修時の不良な箇所等を直して、新築時のような外観に仕上がりました。 

水廻りのリフォーム時には耐震補強もいっしょに 

在来のタイル張りの浴室は、土台廻りが腐朽している住宅が大半です。そして浴室が設けられている位置は、ほとんどの木造住宅で、建物の構造上重要な位置となる箇所にあります。今回の浴室も、土台の一部が腐朽していましたので取替え、浴室部の内壁面を耐震補強をしました。台所も同様に、システムキッチンの取替えに際し、その部分の内壁面を耐震補強しています。 

家族構成の変化と共に間取りの変更 [二世帯住宅へのリフォーム] 



リフォーム前
娘夫婦との同居に伴ない、ご家族が住みやすい使いやすい間取りへ変更したいとのご要望があり、2階の和室と押入・床の間を撤去して板の間との1室にし、LDKへと変更した。ご希望に合ったシステムキッチンや生活機器類の配置を、具体的な形にリフォームしました。




若夫婦に気兼ねなく暮らせるプライベート空間 [寝室にミニキッチンを]




リフォーム前
1階のDKは、お母様の寝室へとリフォームをし、娘夫婦とも気兼ねなく暮らせるプライベート空間として、2階のLDKを使用しなくても、ちょっとした炊事が出来るようにミニキッチンを設けました。 











省エネリフォーム1 [内窓サッシ・インプラスと断熱ガラスで快適に] 

建物全体を断熱リフォームするのが理想ですが、コスト面で高額になり中々難しいのが実状です。実際の生活では、窓等の開口部からの熱損失が最も大きいです。
既存の窓開口に、内窓サッシ・インプラスの設置をお薦めします。省エネ断熱効果だけでなく、防音効果も高まります。また、インプラスの取付けが難しい窓、例えば出窓部分は、断熱ガラスに取替える方法があります。今回のリフォームでは、内窓サッシ・インプラスの設置と断熱ガラスへの取替えを行ないました。住宅エコポイントも利用でき、大変喜ばれました。(住宅エコポイント利用は平成23年7月末まで) 

省エネリフォーム2 [水使用量が半分の節水形便器に取替え] 

最も多く利用されている今までの便器は、洗浄に10リットルから12リットル使用しています。最近市販されました節水形便器は、4.8リットルから6リットルです。洗浄水の使用量が半分です。断熱リフォームといっしょに取替えますと、住宅エコポイントが加算されてさらにお得です。(住宅エコポイント利用は平成23年7月末まで)


お客様の声

大手のリフォーム会社も考えましたが、結果的に地元の業者にお願いして正解でした。数多くの打合せ段階から、工事内容や見積り金額の内容を判りやすく説明して頂き、大変理解出来ました。また、その通りに施工を進めて頂き安心しました。また、システムキッチンやユニットバス等の機器の選定に、アドバイスを頂きながら自分たちで選べて納得しました。工事自体も、まとめる監督さん以下、 それぞれの職人の皆さんも本当に良い方々ばかりで、安心して任すことができました。住みながらのリフォームで、既存の家具などはどうなるのかと思いましたが、工事に合わせて手際よく移動していくのは、大変手馴れていて、さすがリフォームの「プロ」と思いました。今後も何かと面倒を見てほしいです。

2011年5月20日金曜日

なかの住宅センターのボランティア活動:中野区立新井小学校のうさぎ小屋工事

東京土建なかの住宅センターでは地域でのボランティア活動も行っています。
今回は中野区立新井小学校の校長先生より相談があり、小学校の子供たちのために、壊れかけている鳥小屋を直して移築し、「うさぎ小屋」を作ってほしいとの要望をもとに工事を行いました。

(1)移築前の「鳥小屋」の状況

元々は「鳥小屋」として利用していたようですが、表面の金網はサッカーゴール代わりとされたのか、外れかかっており、また屋根も腐朽が進みそのままでは使用出来ない状況でした。さらに、鳥小屋の背面となる体育館の外壁面に、過去の卒業生の卒業記念レリーフがあり、鳥小屋で隠れて見えなくなっていた事から、卒業記念レリーフが見えるように移築してほしいとの要望でした。





(2)移築先の花壇の状況

移設先の花壇にある
植栽等は移植しました。


















(3)新たな基礎を築造中
















(4)「鳥小屋」本体を移動中

基礎を築造した後に、
重機にて「鳥小屋」本体を
吊り上げ移設中























(5)移設完了・完成  

屋根も葺き替え、内部も直して完成

















(6)「うさぎ小屋」内部 

内部には棚を設置し、スロープを設けて
うさぎの巣箱を置きました。


















(7)小学校の子供たちとの完成発表会

「うさぎ小屋」の移築・製作に携わった、なかの住宅センター会員の(有)マイホーム工房の山本が、小学校の子供たちの質問に応じて完成発表会を行っている写真です。この時に、内部のスロープや巣箱の製作実演を行いました。

2010年12月20日月曜日

なかの住宅センターの家づくり:知的障害者通所施設 (中野区・バリアフリー・新築)

社会福祉法人I:知的障害者通所施設"F"設計及び監理プロジェクト

用途:  知的障害者通所(授産・更生)施設
構造:  鉄筋コンクリート造地上3階建て
延床面積:705.86㎡(213.52坪)
付属設備:エレベーター、外部駐車場
設計監理:設計室ゆ・と・か、C・M・P中野デザイン室、
ヒグチ設計、藤野建築設計事務所








中野区内にある社会福祉法人Iより、知的障害者通所施設の計画に参加依頼があり、
滋賀や長野・埼玉などの施設調査見学や施設の在り方について1年半ほど検討し、
設計に至ったものです。  
プロジェクトは東京都より通所及び屋上緑化の助成を受けています。  
敷地が広く取れない都内の施設でありながら、
施設に通う方々にやさしさを感じる木のぬくもりを生かしたり、
地域に開放できる場を設けるなどが条件となりました。
ここには、自家製パン工房・豆腐工房・屋上菜園など、
ここに通われる方々に作業を通じて色々なことを体験習得し、
社会の中で働いていけますようここで働くスタッフの方と共に運営されています。  
名称も"F"と決まり、平らかな施設づくりを目指しています。

・ 建物外観です。
前面の道路に対して開放された計画です。全体にサーモンピンクの柔らかい表現としています。







・ 物づくり作業室(パン工房)です。
ここは地域に開かれた喫茶室となっており、外のデッキと併せ開放的な空間です。








・ パン工房です。
日々新しいメニューが生まれ、溶岩窯で焼かれたパンは区役所など外でも売られていて好評です。

・ ここに通ってこられる方のための各種作業室となっています。 手造りの作品がここで制作されます。床も壁も板張りのやさしい使い易い空間となっています。







・ 喫茶室外部の広いオープンデッキです。
ここでは、施設まつりや地域のイベント等にも使われ交流スペース (コモンスペース)となっています。デッキの施工は、なかの住宅センターの石田工務店の若い棟梁が行いました。  









"F"は、いろいろなイベントを通し地域と交流しながら大きく育っていっています。