2010年12月20日月曜日

なかの住宅センターの家づくり:知的障害者通所施設 (中野区・バリアフリー・新築)

社会福祉法人I:知的障害者通所施設"F"設計及び監理プロジェクト

用途:  知的障害者通所(授産・更生)施設
構造:  鉄筋コンクリート造地上3階建て
延床面積:705.86㎡(213.52坪)
付属設備:エレベーター、外部駐車場
設計監理:設計室ゆ・と・か、C・M・P中野デザイン室、
ヒグチ設計、藤野建築設計事務所








中野区内にある社会福祉法人Iより、知的障害者通所施設の計画に参加依頼があり、
滋賀や長野・埼玉などの施設調査見学や施設の在り方について1年半ほど検討し、
設計に至ったものです。  
プロジェクトは東京都より通所及び屋上緑化の助成を受けています。  
敷地が広く取れない都内の施設でありながら、
施設に通う方々にやさしさを感じる木のぬくもりを生かしたり、
地域に開放できる場を設けるなどが条件となりました。
ここには、自家製パン工房・豆腐工房・屋上菜園など、
ここに通われる方々に作業を通じて色々なことを体験習得し、
社会の中で働いていけますようここで働くスタッフの方と共に運営されています。  
名称も"F"と決まり、平らかな施設づくりを目指しています。

・ 建物外観です。
前面の道路に対して開放された計画です。全体にサーモンピンクの柔らかい表現としています。







・ 物づくり作業室(パン工房)です。
ここは地域に開かれた喫茶室となっており、外のデッキと併せ開放的な空間です。








・ パン工房です。
日々新しいメニューが生まれ、溶岩窯で焼かれたパンは区役所など外でも売られていて好評です。

・ ここに通ってこられる方のための各種作業室となっています。 手造りの作品がここで制作されます。床も壁も板張りのやさしい使い易い空間となっています。







・ 喫茶室外部の広いオープンデッキです。
ここでは、施設まつりや地域のイベント等にも使われ交流スペース (コモンスペース)となっています。デッキの施工は、なかの住宅センターの石田工務店の若い棟梁が行いました。  









"F"は、いろいろなイベントを通し地域と交流しながら大きく育っていっています。

2010年12月14日火曜日

お母さんと同居するためのキッチン リフォーム

リフォーム後キッチン  対面式で明るくなった
所在地:埼玉県所沢市
規模:木造2階建て 110㎡
2010年竣工

設計:東設計工房
施工:(有)マイホーム工房









リフォーム前キッチン  北側で暗かった















3人の子供たちも独立して2人住まいだったO夫妻。田舎で1人住まいだった奥さんのお母さんが心配なので、築35年の家をリフォームし呼び寄せて同居することにしました。リフォームするにあたって耐震診断もし、安心して住み続けられるように耐震補強も施しました。






お母さんの部屋にはトイレを新設



耐震補強

耐震診断に基づき、耐震補強をして安心して住み続け、お母さんの介護もできると大変喜ばれました。