2010年6月28日月曜日

引戸を多用してバリアフリーにリフォームー中野区


所在地:東京都中野区

竣工年:2008年

木造2階建の1階

設計:(有)設計室ゆ・と・か一級建築士事務所

施工:(有)足利工務店















<玄関>























<寝室(本人)>











<食堂・台所>





































<廊下・台所>






































<寝室(奥様)>






























<洗面所>



































<浴室>



































ご主人が病気で倒れられ、入院されたので退院にあわせて車椅子対応にしたリフォームです。改修前は段差も多く、開き戸や巾の狭い引戸が多かったので、段差解消と行き来のしやすさを目標にしました。

改修後は段差を解消し、引戸を多用してできるだけ各室を行き来しやすくしました。引戸を開けると食堂、寝室、水まわりまでオープンになります。

ご主人は改修後退院され、非常に生活しやすいと喜んでくださいました。依頼を受けた我々も改修に携わって良かったとの思いです。

2010年6月8日火曜日

耐震補強してバリアフリーにリフォームーT邸

設計:(有)ケアデザインステーション
施工:(有)ケアデザインステーション
工事場所:東京都杉並区
竣工:2009年
規模:木造2階建ての1階 70㎡
















依頼主は70代の男性です。約8年前に脳梗塞で倒れられて、右片麻痺の後遺症で要介護4になりました。その時は手すりをつたって2階へも上れたので、2階をリフォームして奥様の介護も得て生活されていました。しかし、2008年の6月再度脳梗塞をおこされ、要介護5の状態になられ2階での生活はむずかしくなりました。
独立して空いていた2つの子供部屋の間仕切りの壁をぬき、そのかわり子供室1と2の間の壁を耐震補強して、新しくトイレと洗面所付きの寝室を1階につくることにしました。入浴は訪問入浴の利用を予定しています。


子供室1と2の間の壁のボードを撤去して、筋交いを新設。筋交い金物を使用し、構造用合板を張った。






子供室2と3の間の壁はほう杖で補強。ボルトと補強金物で梁と柱に固定した。

































寝室に設けられた洗面台。車椅子対応で簡単な洗い物もできる。






















アコーディオンカーテンで仕切ることができるトイレ。尿瓶洗浄水栓も設置した。

奥様は部屋の真ん中にトイレや洗面器を設置することを想定していなかったので、とても驚かれたようです。トイレも洗面器も使いやすくとても生活しやすいと毎日実感されているそうです。

註:この事例は「TOTOリモデルリポート」2009年春号にも掲載されました。